キャストインタビュー
第3弾
ナディル役 羽多野 渉
Q.1 ナディルの魅力や注目ポイントを教えてください
物語冒頭のナディルは、非常に厳しく、計算高くて、どこか狡猾なお兄さんという印象でした。最初からすべてを見通しているかのような雰囲気すらありましたが、Episode 7のゴースト回を経たことで、彼の面白い部分や魅力が深掘りされたなと感じます。愛すべきキャラクターになりました。
Q.2 アフレコの感想やお芝居でこだわっていることを教えてください
セリフだけを抽出して追いかけると、ただ冷徹で計算高いキャラクターになってしまうので、どこまで冷徹さを出すかそのバランスに注意しました。ただ、意外にも掛け合いになると楽しいキャラクターなんです。アニメーションになって表情の動きがついたことで、どのキャラクターもますます表情が豊かになりましたが、ナディルもそれは一緒でした。レティとの本気のジャンケンやデスマフィンルーレットは、こんなに面白い一面があったんだなと驚きましたし、掛け合いもすごく楽しかったです。そこからはドルマン家のために冷徹であろうとするナディルと茶目っ気があるナディルのギャップをより強く意識するようになりました。
Q.3 Episode 8以降の見どころを教えてください
ナディルとクラークにはどのような出会いがあって、いまの関係性になったのか。Episode 8はここまでご覧になった皆さんが、「ああ、そういうことだったのか!」と膝を打つ話数だと思うので、細かいところまで見ていただきたいです。また、レティシアとクラークの関係性も少しずつ変わっていくので、その変化も楽しみにしていてください。兄妹の会話もほっこりしますよ。
キャストインタビュー
第2弾
クラーク役 福山 潤
Q.1 クラークの魅力や注目ポイントを教えてください
序盤はレティが不遇な目に遭ってるように見えますが、実は、クラーク自身はそこまで間違ったことをしていません。レティを振り向かせたいから裏表のない言葉をまっすぐにぶつけているだけで、お金を使いまくったり、手の込んだことをしたりと、そういうことはだいたいナディルが仕込んでいるんです(笑)。 裏を返せば、クラークがストレートに愛を表現してもうまくいっていないということでもあります。レティにはクラークの思いが全然届かなくて、まったく彼女の視界に入らない。恋愛という点では、いちばん不遇な目に遭っているようにも見えて、まだ嫌われているほうがマシなんじゃないかとも思います(笑)。それでも心折れずに気持ちを伝えようとする、その健気さこそがクラークのいちばんの魅力ですね。
Q.2 アフレコの感想やお芝居でこだわっていることを教えてください
僕自身のこだわり云々というよりも、原作小説、コミカライズ、そしてアニメーションと、見せ方がどれも違っていて、特にアニメーションはコメディ感が強くなっているのが印象的でした。ただ、クラークは序盤あまりコメディパートに関わらず、コメディ部分の多くを担っているのはレティなので、それが少し羨ましかったです(笑)。唯一、Episode 3の半魚人ぐらいでしょうか。あのシーンはとても楽しく演らせていただきました。
Q.3 Episode 6以降の見どころを教えてください
ルイとライルという愉快な2人が出てきたことで、ここから恋愛とコメディのコントラストがより強くなっていきます。さらに新しいキャラクターが登場するEpisode 6は特に大好きな話数で、スマホが当たり前になった現代ではなかなかお目にかかれなくなった、すれ違いや勘違いといったものが前面に出てきます。すれ違いや勘違いを経験することで心が育つ……そういった情緒が失われつつある昨今、「誤解から生まれるもの」も素敵だなと感じるので、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。みんな、スマホを捨てましょう!
キャストインタビュー
第1弾
レティシア役 白石晴香
Q.1 レティシアの魅力や注目ポイントを教えてください
レティシアは子どもの頃から天真爛漫で、お嬢様でありながらお外で遊ぶのが大好きな子です。常に自由でありたいと願っているので、厳しい妃教育を受けながらだんだんと感情を失っていく様子は演じていて苦しくもありました。ですが、妃教育から解放された瞬間に本来のレティシアらしさが爆発して、彼女の魅力がグッと増すんです。「逃げたい気持ち」、「自由でいたい気持ち」は、彼女の芯の強さや活発さにも繋がり、ドタバタラブコメディの原動力になっているなと感じます。 注目していただきたいポイントは、レティシアがカメラ目線になり、画面の壁を越えてこちら側に語り掛けてくるシーン。この演出がたくさん出てくるので、最初はどうやって演じるか悩んだところでもあったのですが、視聴者の方が物語を理解する手助けになる演出だと受け止めてわかりやすく演じるようにしました。
Q.2 アフレコの感想やお芝居でこだわっていることを教えてください。
原作を読ませていただいたときは、妃教育とクラーク様から逃げようとしながらも、徐々に視界に入ってくるクラーク様に心を動かされ、胸キュンに繋がっていくんだなと感じたんです。でも、アニメのレティシアは原作以上に己の道を貫こうとするので、よく「恋愛感情はいったん忘れてください」というディレクションをいただきました。目の前でクラーク様がこんなに訴えかけてくれるのに無視するのって難しい!と思いながら(笑)、クラーク様に反応せず自分の気持ちを貫くようなお芝居を大事にしました。 それから、「ふんが!」のようなリアクションもレティシアのひとつの個性になると思ったので、ひらがなをそのまま読むようなイメージで演じています。面白いと思っていただけたら嬉しいです。
Q.3 Episode 4 以降の見どころを教えてください。
レティシアの逃げ出したい気持ちはずっと変わらないので、残念ながらクラーク様が視界に入らず、彼に興味が湧かない状態が続きます。クラーク様のほうは、まっすぐな気持ちでレティシアを追いかけてきますが、この先、追いかけ方がバラエティに富んできます(笑)。いろいろな方法で愛をアピールするクラーク様が面白いので、そこからレティシアがいかに逃げ出そうとするのか、楽しみにしていてください。
キャストインタビュー
第4弾
ブリアナ役 斉藤佑圭
Q.1 ブリアナの魅力や注目ポイントを教えてください
ブリアナの魅力は、お嬢様でありながらまったく飾らないところとはっきりした物言いです。お金が大好き、玉の輿に乗りたいと、自分の欲望を正直に口にしてしまうところはありますが(笑)、それも含めてかわいいなと思って見ています。 最初はレティシアのライバルという形で登場したので、恋敵になるのかなと思った方もいらっしゃると思います。ですが、いまやレティシアとクラーク様を見守る保護者のような立ち位置になりました。「しっかりしなさいよ」と、ふいに見せてくれるお姉さんらしいところもブリアナの見どころのひとつです。
Q.2 アフレコの感想やお芝居でこだわっていることを教えてください
メインキャラクター4人の中で、ブリアナがいちばん常識人なんです。少なくとも私はそう思っていて(笑)。そのぶん周囲に振り回されることが多く、アニメではコメディ感がより強く出ているなと感じたので、なるべくオーバーなリアクションをするようにしました。もともと、ブリアナは喜怒哀楽がはっきりしていて表情がころころ変化するタイプ。そこに常識人らしさが加わって、みんなに「ちょっと待ちなさいよ!」とツッコミを入れることが多いので、ツッコミセリフはしっかり立てるようにしています。
Q.3 Episode 10以降の見どころを教えてください
Episode 9はとても賑やかな話数でしたが、Episode 10からはドキドキの展開が待っています。レティシアとクラークはどこへ向かい、どこに落ち着くのか。2人の恋の行方に注目してください。そして、ブリアナとナディルは歩み寄るのか、歩み寄らないのか、この2人の関係も最後まで見守っていただけたら嬉しいです。